蘇我「野良裏家」実食レビュー|裏武蔵家2号店の黄金鶏油スープと+裏100円の魅力

グルメ日誌

1. 店舗紹介

場所はJR蘇我駅から徒歩圏内。2023年12月19日にオープンした比較的新しいお店ながら、すでに千葉の家系ラーメンを語るうえで外せない存在に。

野良裏家の大きな特徴は、西千葉の人気家系ラーメン店「裏武蔵家」の2号店であること。裏武蔵家といえば、千葉の家系ラーメンシーンを盛り上げてきた名店のひとつ。その系譜を受け継ぎながら、蘇我の地で力強い一杯を提供しているのが野良裏家。

2. 注文メニュー

特選野良裏A 1300円、+裏 100円

3. 味の特徴

スープ 5/5

金に輝くスープ。

綺麗な鶏油の層が、ぼってりとスープ上面を覆う美しい一杯。

口当たりは非常にまろやか。

しかし、その中にキレのある醤油。

カエシ強め。

このバランスが美味。

鶏油のコクで包み込みながら、最後は醤油がしっかり締める構成。

家系ラーメンらしい重厚感がありながら、ただ濃いだけではない仕上がり。

コクの深さ。

醤油の鋭さ。

鶏油の余韻。

かなり完成度の高いスープ。

麺 4/5

平麺。少し細めで、薄い印象。

しかし、もちもっちの歯応え。

他の家系と同じく、しっかりスープを受け止める麺。

店内では、酒井製麺の印である杉箱を発見。

このもちもち感、納得。

家系ラーメンにおける酒井製麺の麺は、やはり安心感あり。

短めで、すすりやすく、スープと一体化する麺。

硬め注文も良い選択。

具材 3/5

薄く、しかし肉肉しさを保ったピンクがかった燻製チャーシュー。

脂で押すタイプではなく、香りと肉感で食べさせるチャーシュー。

スープの鶏油と醤油が強いので、チャーシューはこのくらい引き締まった方向でも成立。

ただ、厚みや満足感という点では、もう少し存在感があるとさらに嬉しいところ。

海苔、ほうれん草、味玉を含め、全体としては王道家系の構成。

4. 商品独自性

家系の中でも、たっぷりの鶏油のコク深さとキレの強い醤油ダレが特徴。

券売機には「+裏¥100で美味しさ倍増!」の記載。興味深いオプションも他店にはない独自性。

5. 客層・ターゲット

客単価が1300円〜と少し高めに設定されたラーメン。ラーメンの種類は基本のラーメンもしくは、ライスのみであり、そこにトッピングの組み合わせで、バリエーションが増える。さらに駅おりてすぐには、チェーンの安いラーメンが並ぶ、そこを5分ほど過ぎて来ることになることから、ランチ、ディナーはラーメン!とすでに決めている、ラーメン好きに絞られる。

また、店内は綺麗なインテリアとオシャレな音楽、テーブル席はカウンターとは仕切られており、カフェを思わせる空間となっている。パートナーとの食事にも利用が向くような設計。

さらに、すぐ近くの蘇我駅はジェフユナイテッド市原・千葉の本拠地であるフクダ電子アリーナの最寄り駅。試合日やイベント日は、通常の駅利用者に加えて、サッカー観戦客・遠征客・イベント参加者が増えると考えられる。「フクアリ前後に野良裏家」という顧客も一定数いるものと思われる。

平日21:30来店時店で学生二人x2グループ、会社員一人、女性会社員一人と、閉店間際としては賑やかな印象で、顧客層もバリエーションに富む。

学生から、社会人までラーメン好きの広い層をターゲットにできる設計となっている。

6. オペレーション

提供までの時間は15分ほど。厨房3人, ホール2人が働いている。

7. 店舗研究〜顧客単価の高くなる設計〜

+裏(100円)オプション?

+裏(100円)というオプションの設定。口コミには、スープのコクが段違いになるとのコメントがある。スープのレベル付けというのは、他店舗にはない独自性があり、100円オプションという話題性を呼んでいる。

そして券売機には詳細な説明が一切なく、何が違うのかが未知数。
そう、この追加メニューを見たお客さんの心情としては、
「何が裏なの?」「普通とどう違うの?」「常連は頼むの?」
という疑問が生まれる。
(これはマーケティング用語では「好奇心ギャップ」と呼ぶ)

そして、+裏(100円)オプションをつけないラーメンと、つけたラーメンの違いは、見た目にない。このことから、+裏(100円)に興味をもったお客さんは、食べ比べを目的に野良裏家への再訪を予定するでしょう。

選択肢2つ以上設定するることで、顧客の再訪の確率を高めることができると考えられる。

豊富なライストッピング

こちらのラーメンは家系の中でも、カエシ(タレ)が強いスープ。つまり、ライスが欲しくなる設計。

一方でライスはどれも有料で150-300円台。

と券売機をみると、ライスのメニューのすぐ下には、たまごかけご飯(400円)、肉ご飯(300円)、半たまごまぶしご飯(300円)といった具合に魅力的なお供つきのライスが並んでおり、追加購入してしまう動線ができているように思う。

カエシの強いスープと、ライス有料と種類豊富なお供ライスが追加購入を促しているに違いない。

8. 総評

ラーメン野良裏家は、蘇我駅近くで黄金綺麗なスープを楽しめる人気店。

醤油のキレ、鶏油のコク、太麺の食感、そして燻製チャーシューの存在感。どれも家系ラーメン好きにはたまらない要素。

さらに、+裏(100円)オプションで格上げされたコク深いスープは必食。一号店の西千葉裏武蔵とはまた違った美味しさ、楽しさのある、野良裏家はぜひ押さえておきたい一軒。

9. 店舗情報

野良裏家
住所:千葉県千葉市中央区蘇我周辺
アクセス:JR蘇我駅から徒歩圏内
オープン:2023年12月19日
注文:特選野良裏A 1300円、+裏 100円
ジャンル:横浜家系ラーメン
※営業時間・定休日・価格は変更になる場合があります。訪問前に最新情報をご確認ください。

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