みなさん、こんにちわ!
藁苞納豆はどこで買えるのかなぁ〜と調べていたのではないでしょうか?
ご安心ください。このシリーズの最後に紹介しますね!今回は主に、江戸の人たちの納豆の利用法を見ていきましょう。
調味料としての納豆からご飯のお供へ
納豆汁としての利用
日本古代の書籍に「納豆」の記載があるのは、室町時代中期まで遡ります。当時の納豆の利用は、現代のような糸引き納豆としてではなく、「納豆汁」としての利用が主流でした1。
納豆汁とは、稲藁で発酵された納豆を叩いて平たくした「叩き納豆」を調味料として活用したお汁物のことだよ2。「叩き納豆」は汁物のベースとして利用されていたんだね。

特に江戸では、早朝に「なっと、なっとー」と呼び声高く売り歩く「納豆売り」なるものが闊歩しており、早朝の江戸の風物詩であったそうです。当時の江戸の人々は、この納豆売りから、希望の量の「叩き納豆」を購入していたんだとか3。

そしてご飯のお供へ
しかし、江戸時代後期になると以下のような理由から納豆汁としての利用が下火になりました。
1, 糸を引く納豆を叩いて「叩き納豆」を作るのが大変。
2, 味噌の品質向上のおかげで、手間のかかる「叩き納豆」に頼らなくて良い。
お待たせしましたー!
このようにして、ようやく、納豆に醤油をかけて食べるご飯のおかずとしての利用が普及したのです。それはすでに江戸時代後期のことでした1。
参考文献
1, 第6回 日本の発酵大豆とご飯にかける納豆 – のう地 Know-chi, 6月 15, 2025にアクセス、 https://knowchi.jp/archives/1182
2, 公共財団法人 味の素食の文化センター「納豆汁」https://www.syokubunka.or.jp/publication/column/taisyoku/post34.html
3, 納豆研究/大江戸納豆文化 – AIRnet, http://www6.airnet.ne.jp/grama/cook/topix/natto/natto1.html
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