館山中村屋
週末日曜の朝9時、こちら館山中村屋さん、通称なかパンに来ております!
駐車場はほぼ満車です。ネットの情報によると、モーニングの食パンがふわふわで美味しく、料金の面でコスパが良く、地元の人にも愛されるお店のようです。
それにしても中村屋、、、聞いたことあるような。そうなんです、館山中村屋さんはクリームパンの元祖として名高い新宿中村屋から正式に「暖簾分け」された店舗なのです。1919年、本郷周辺で開店、昭和3年(1928年)に館山へ完全に移転し、現在は4代目がその伝統を守り続けているそうです。
明治時代、「新宿中村屋」(当時は本郷にありました)の顧客には、東京の富裕層が多くいたんだ。彼らは夏の避暑地として風光明媚な館山を好んで訪れており、「避暑地でも中村屋の美味しいパンが食べたい」という要望があったそうで、その声に応える形で、夏期限定で館山に出張営業したのが、「中村屋」と館山のつながりの始まりと言われているよ。



ロシアケーキ

こちらロシアケーキなるものが豊富に陳列されていますが、ロシアケーキとはなんでしょうか。
ロシアケーキ:二度焼きしたクッキー生地に、ジャムやチョコレート、ナッツなどで飾り付けをした素朴ながらも華やかな見た目のクッキー。
「ロシアケーキ」という名前から、ロシアの伝統的なお菓子と思われがちですが、実は日本発祥の焼き菓子です。昭和初期、ロシア皇帝ニコライ2世にお菓子を献上していた製菓技師、スタンレー・オホッキー氏が来日しました。彼は、当時東京にあった「新宿中村屋」に招かれ、数々のロシア菓子の製法を伝えました。その一つが、現在のロシアケーキの原型となったのです。同じくして「新宿中村屋」で修行をしていた長束実(ながつか みのる)氏が、オホッキー氏から直接ロシアケーキの製法を学びました。その後、長束氏は独立し、館山の地で「館山中村屋」を開業しました(公式サイトより転載)。
このように、かつてのロシアと日本のつながりがお菓子として今でも残っているのが、館山中村屋のロシアケーキなのです。
喫茶
さすがは中村屋さん。喫茶メニューもご覧の通り充実していました。

クリームパン
そうです!東京の新宿中村屋さんはクリームパン発祥のお店として知られていますね。今回は、その暖簾分けのお店、館山中村屋さんのクリームパンをいただくことにしました。

これがとっても美味しいんです。あんは一般的なカスタードクリームではなく、白餡のようにねっとりとして、濃厚な味わい、それでいてやわらかな甘さですっきりいただけます。皆さんもぜひ食べてみてください。
ちなみに、東京の新宿中村屋さんの元祖クリームパンは新宿中村屋 Bonna (ボンナ)でいただけます。新宿中村屋さんと館山中村屋さんのクリームパンの食べ比べをしてみても面白いかもしれません。
—— 館山中村屋 ———-
〇営業時間
・8:00~16:30、火曜定休
〇住所
千葉県館山市北条1882
(公式サイト)⇒ おいしくて新鮮なパン 館山中村屋
— 館山中村屋 館山バイパス店 なかぱんカフェ—
〇営業時間
・8:30~17:30、火曜定休
〇住所
千葉県館山市北条692
(公式サイト)⇒ おいしくて新鮮なパン 館山中村屋
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