最近、ウインナー食べてますか?
今回は、千葉で食肉加工を始めて早50年の老舗メーカーシェフミートチグサのウインナーを特集します!一口食べれば、その違いは歴然。天然腸ならではの「パキッ」という小気味よい音、その瞬間に溢れ出す、熱く豊潤な肉汁。そして、噛みしめるほどに広がる、しっかりとした肉の粒感と凝縮された旨味。この記事では、千葉が誇る名店「シェフミートチグサ」のウインナーが、なぜこれほどまでに人々を魅了するのか、その秘密を解き明かします。強力なブランド哲学、独自の熟成科学、そして職人の手仕事。三位一体となって生み出される、至高の味の物語です。

ウインナーのお味
プレーン

この食べ応え、そしてッパリ、じゅわあ〜の二重奏。美味しいです!!
チョリソー

ピリ辛で、これはクセになる!お酒が欲しい、、、
落花生ウインナー

全く味を想像できないまま、口にしてみました。
ピーナッツとウインナーって合うんですね!個人的には、3種類の中でこれが一番好きかもしれません。考えてみれば、ウインナーとピーナッツなんて、キンキンのビールの最高のおつまみの組み合わせですからね!合わないはずがないと言えばそうかもしれません。
ちぐさのこだわり
12mm「超粗挽き」が生む、革命的な食感
みなさん、お気づきでしたか?あのウインナーのサイズ感
シェフミートチグサのウインナーを口にした誰もが驚くのが、その圧倒的な「肉肉しさ」です 。その秘密は、肉の挽き方にあります。一般的なウインナーが3mmから6mmの挽き目であるのに対し、ちぐさのウインナーは大胆にも12mmという「超粗挽き」を採用しています 。
この大きな挽き目によって、口の中ではっきりとわかる「ゴロゴロとしたお肉の食感」が生まれ、噛むたびにその粒から肉汁がジュワーっと溢れ出すのです 。これは、もはやウインナーというよりも、腸詰めにした小さなステーキと呼ぶべき存在感です。
「千産千消」:千葉の恵みを、一噛みごとに
「千産千消(地産地消)」という理念に基づき、シェフミートチグサのウインナーに使われる豚肉は、すべて千葉県産 。特に、年間約100万頭が出荷される全国屈指の養豚県・千葉が誇るブランドポーク「チバザポーク」が使用されています 。三元豚や、幻の豚ともいわれる中ヨークシャーの純粋種など、選び抜かれた血統から生まれるこの豚肉は、きめが細かく、とろけるように柔らかい肉質と多彩な旨味が特徴です 。
美味しさの科学:氷温®熟成の技を極める
シェフミートチグサの「こだわり」の科学的な核心、それが特許技術でもある「氷温®熟成」です。
氷温®熟成とは何か?
氷温®熟成とは、食材が凍り始める直前の温度域、すなわち0℃以下でありながら凍結はしない特殊な環境で、原料肉を熟成させる技術です 。これは単に肉を冷やすこととは全く異なります。肉を極限の状態に置くことで、その内に眠るポテンシャルを最大限に引き出す、精密な科学技術なのです 。
氷温®がもたらす三つの力
この技術は、消費者がはっきりと感じ取れる、三つの具体的な効果をもたらします。
- 高品質化(旨味の増幅):0℃以下のストレスにさらされた肉は、凍るまいとする自己防衛本能から、体内に不凍物質を蓄え始めます。この不凍物質には、旨味成分である遊離アミノ酸や糖分が豊富に含まれており、結果として肉質はより「まろやかな味わい」へと変化します 。ある調査では、このプロセスにより旨味が25%も向上することが示されています 。
- 高鮮度保持:氷温下では、食品の酸化速度が著しく低下します。これにより、高品質な原料肉が持つ本来の風味を損なうことなく、長期間にわたって鮮度を保つことが可能になります 。
- 有害微生物の減少:氷温という特殊な環境は、有害な微生物の繁殖には適していません。これにより微生物が自然に減少し、製品の安全性が飛躍的に高まります 。この安全性の高さが、シェフミートチグサが「低添加」や「保存料不使用」といった、より自然な製品づくりを追求できる大きな理由の一つとなっています 。
これら三つの効果は互いに作用し合い、相乗効果を生み出します。つまり、氷温®熟成は単に風味を加えるだけでなく、素材本来の品質を保持し、さらに安全性を高めるという、包括的に優れた製品を生み出すための鍵のようですね。
ウインナー?ソーセージ?
属しながら、一つ気になっていたことがあります。ウインナーとソーセージってどう違うの??
実は、「ソーセージ」は、ひき肉などを塩や香辛料で味付けし、腸などのケーシングに詰めた食品の総称です 。 一方で、「ウインナー」は、そのソーセージの一種であり、「ウインナーソーセージ」の略称です 。その名前は、発祥の地であるオーストリアの首都ウィーンに由来します 。
日本では、日本農林規格(JAS)によって、ケーシング(皮)の種類や製品の太さで明確に分類されています 。
- ウインナーソーセージ: 羊の腸を使用しているか、または製品の太さが20mm未満のもの 。
- フランクフルトソーセージ: 豚の腸を使用しているか、または製品の太さが20mm以上36mm未満のもの 。
- ボロニアソーセージ: 牛の腸を使用しているか、または製品の太さが36mm以上のもの 。
つまり、すべてのウインナーはソーセージですが、すべてのソーセージがウインナーというわけではないのです。この記事で取り上げるシェフミートチグサの製品は、この規格における「ウインナーソーセージ」に分類されるんですね!
お店情報
—— シェフミートチグサ直営ショップ ちぐさ ———-
〇営業時間
・月、火、木、金、土 : 10:00-18:00 (水、日曜は定休日)
〇住所
〒262-0012 千葉県千葉市花見川区千種町210−5


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